相続トラブルの解決事例 24
相続トラブルの解決事例 24
平成初期に発生した相続が、未解決のまま放置されていた事案です。きょうだい間の折り合いが悪く、遺産分割の話し合いができないまま数十年が経過していました。ご相談者は、遺産に含まれる不動産を子どもたちに引き継ぎたいとの思いで相談に来られました。
ご依頼者と相手方の間では、20年以上やり取りがありませんでした。
このため、弁護士が受任してすぐに、遺産分割協議を行いたいこと、こちらの意向としては不動産(実家)を取得希望であることを明記し、書面で通知を行いました。
しかし、相手方からは何の回答も得られず、弁護士が連絡しても対話ができなかったため、すぐに調停を申し立てる方針に切り替えました。
相手方は、調停の期日にはきちんと出席してきたため、裁判所で話し合いを行い、こちらが代償金を支払う形で調停がまとまりました。
不動産の名義が亡くなった方(被相続人)のままになっている場合、次の世代に引き継がせるためには、まず亡くなった方の遺産分割を行う必要があります。
本件では、長期間放置されていた遺産分割を動かすため、すぐに裁判所に調停を申し立てたことで、比較的早期に解決することができました。
これまで遺産分割には期限がありませんでしたから、何十年も遺産分割がされないまま、という状況の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、本件のように、年月が経てば経つほど、円滑な遺産分割協議は難しくなります。今後は法改正により、相続登記に期限が設けられる見込みとなっています。長期間未解決の相続にお困りの方は、ぜひ一度、弁護士にご相談ください。
都内の土地が遺産の中心で、当事者間での協議は困難であったが速やかな交渉の結果、代償金提供方式で遺産分割協議が成立した事案
被相続人の養母に面識のない実子がいたため遺産分割協議を弁護士に依頼、弁護士がご依頼者の希望や経緯を丁寧に実子に伝え、ご依頼者の希望に沿う形で解決した事案
感情的な対立に発展した遺産分割協議で、弁護士が相手と丁寧に接触したことで本音を引き出し、お互いが納得できる提案を行い早期に解決した事案
行方不明の相続人がいたため、弁護士が不在者財産管理人の選任を家庭裁判所に申立てて遺産分割協議を進め、スムーズに協議を成立させた事案
相続発生から10年が経過し、数次相続も発生していた相続問題で、弁護士が遺産目録を作成して遺産分割協議を行い、丁寧な交渉によりご依頼者の希望するかたちで解決した事案
被相続人の不動産処理で相手方相続人と意見の相違があり、当事務所の弁護士が適切な代償金の支払いによる交渉を進め、ご依頼者の納得いくかたちで遺産分割協議が成立した事案
ご自身で遺産分割協議を進めていたが協議がまとまらず、当事務所の弁護士が間に入り、遺産分割協議全体をやり直すかたちで解決した事案
母親の遺産相続において連絡がとれない次男に対し、弁護士が住所を調べて遺産分割調停を申立て、初回でご依頼者の希望に沿って調停成立させた事案
法定相続人のひとりと連絡がとれず遺産分割協議が停滞するなか、当事務所の弁護士が調停の申立てを行ったことで相手と接触することができ、スムーズに解決した事案
3年にわたる調停でも解決できずにいた遺産分割トラブルを、当事務所の弁護士が問題の焦点をつかみ整理して対応、調停を成立させた事案