相続トラブルの解決事例 10

遺産分割協議に非協力的な相続人に対し、弁護士が丁寧に遺産分割案の提案やご連絡を粘り強く続けたところ、最終的に協力を得ることができ、一挙に解決した事案

解決事例10

解説弁護士
神津 竜平
トラブル内容
遺産分割協議
解決方法
交渉
ご依頼者
T.Tさん
受任年
2017年
解決年
2017年

相続トラブルの概要

ご依頼者の方は、被相続人の甥御様でした。他に相続人として4名いましたが、その内のお一人から遺産分割協議(話合い)の協力が得られず、遺産分割協議が進められないことから当事務所にお越しになられました。

解決に向けてのポイント

本件のように、他の相続人が遺産分割協議に協力せず、相続人間で遺産分割協議が進められない場合には、調停の申立てにより手続を進めることや、一度弁護士である第三者を交えて協議を進めることも有意義であることを、解決ポイントとして提案いたしました。

解決に向けた交渉の経過

当職の受任当初は、受任前に遺産分割協議に協力が得られなかった方と連絡が取れるかどうかわかりませんでした。しかし、遺産調査を終えて具体的な遺産分割案の提案を行ったところ、遺産分割案に同意しますとの連絡(協力)が得られ、無事に解決するに至りました。

当事務所が関わった結果

当職の受任当初は、交渉による遺産分割の協力が得られず、やむなく裁判所の手続による解決も視野に入れておりました。もっとも、相続人にはご年配の方が多く、裁判所への出席による労力、時間や費用においても負担が大きくならないように、可能な限り交渉による早期解決が最善であると判断し、まずは交渉事件として着手しました。そして、第三者である当職からの電話や書面による連絡を続けることによって、当初は非協力的であると思われた相続人からの協力が得られ、ご依頼から約6か月で解決となりました。

また、本件では、ご依頼者の方から他の相続人が立て替えた葬祭等の諸費用の清算や、相続人の相続分の譲渡も内容としたい旨のご希望があったため、本件相続により生じている問題点を一挙に解決することができました。

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